『透明通信』鈴木翁二

これがその夜、ときおり聞こえてくる自動車の排気音と一緒に、著者が歩いた、煙草の燃えつきるまでの距離だったと思います。
両の手の掌を擦り合わせるようにして、閉じた『地上』を想い描いてください。
半分は昼間です。

1992 夏 著者

『透明通信』鈴木翁二
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