本 ウニヒピリのおしゃべり読んだ

ウニヒピリのおしゃべり/吉本ばなな・平良アイリーン

面白かった。これまで読んできた吉本ばななさんの精神系の本だとすっごい理想!って思える内容でも読んでて理想と現実感じてどっかちょっぴりけっ!といじけるような気持ちになる部分あった気がするけどこの本が一番きれいごとだけじゃない話が載ってた。
ホ・オポノポノって細かく説明するともっと色々考えとかやりかたがあるんだろうけど最近出てる本はたぶんわざとそういう宗教的に思われる部分をなるべく薄めてとっつきやすくしてるんじゃないかなって感じがする。特殊なスピリチュアル〜って思われそうだけど他の精神医療?心理医学?系の先生の本など読むと基本的には同じ構造のことを言ってるなって思うことがすごく多いから偏見なくいろんな人が読むといいな〜て思う。
オポノポノについて詳しく書いてる本の青いボトルに水入れて日光に当てて飲むとかそういうのもなんか子供の頃のおまじないみたいでかわいらしい(やらないが)。あとハワイの言葉の響き可愛い。

本の後半の戦争の後遺症の話もぜんぜん思いつかない話で面白かったな。

こういう本読んでもどっかが自分にしっくりこない感じしてたけどこの本に出てきた丸尾孝俊さんのメールマガジンの読者との質疑応答の話、「小さいお店をやっていて幸せだけどお金はそんなにないし広がりもない、こういう平和さってどうですか?」って質問に「『自分だけがいい』っていう人生だから面白くないんじゃないの?なんか違うと思うよ」ってところ読んでおお〜〜〜となる。
そういう精神が本当にない(最低)のであ〜〜〜〜。となる。なるほどな〜〜〜。色々楽に生きる系の本読んでためになりはしてもぽえーってしてたけどそれ!!って感じ。
Youtubeでいろんな人の手芸Howto見てても私ならこんな動画撮って解説してコメント欄で面倒みてなんてこと絶対しないで黙って技術独り占めしちゃうな〜て思ってしまう。みんなすごいなぁ。私は何をやっても結局自分でいっぱいになっちゃうなぁ。とりあえず憧れのトットちゃん募金でもしよっかな〜ん

こういう本読むと子供の頃に将来の夢聞かれるの苦手だったなってよく思い出す。母親に聞かれて「小鹿」って答えて笑われたのすごい覚えてるな。せめて成獣になってくれ。

ソマティック心理学の山口修喜さんのメールマガジンでも似通ったところのあるお話がちょうど書いてあった。何かを決断する時の決め方としてウニヒピリ(とオポノポノでは表現されるところ)を主軸にして他のパーツの意見と相談しながら決定するってやり方をすると失敗とか後悔しなくなるという話。
ちょうどこの本読み終わったところでこの話のメールマガジンきてびっくりした。
そうやって使う、っていうかある程度システマチックに考えても役に立つ考え方だよなって思った。

そうやってゆるっとガチガチに考えないで読んでもいい本でよかった。